コロナの自粛疲れが半端ないですね。
今日はとてもマニアックな話題となりますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
本日もよろしくお願いします♪
3分程度で読める記事となっています。
Contents
超広角レンズの定義
35mm換算で焦点距離が
10mm〜24mm以下が超広角域
24mm〜35mm以下が広角域
と言われています。
*APSC、マイクロフォーサーズ等の焦点距離の知識については他のサイトを参考にしてください。
今回は魅惑の超広角レンズについてお話していきたいと思います。
レンズの特徴
良い点
パースをおもっきり効かせた超かっこいい写真を撮ることが可能です。
以下特徴を4つ載せてみました。
画角が広い | とにかく広く写せる。 |
---|---|
パースが効く | 遠近感が出てダイナミックな写真が撮れる。 |
被写界深度が深い | パンフォーカスで撮れるのでピンボケの心配なし。 MFレンズでも安心! |
接写できる | 前玉ギリギリまで寄れます。 |
広い画角を生かして目の前の広大な景色をそのまま写真に収めることができ、高層ビルやタワー等の建造物で絶大な効果を発揮します。
焦点距離によっては東京タワーを下から横構図で撮影可能です。
悪い点
とてもクセが強く、取り扱いが非常に難しいレンズです。
以下4つの特徴を載せてみました。
背景がボケない | 場合によっては不要物が映り込む為、構図作りが難しいです。 |
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パースが強い | 中心点から端に行くほど強い歪みが出ます。 |
値段が高い | 焦点距離が短くなるにつれて高額になります。 |
フィルターが付けられない | ほとんどが出目金レンズなので前玉を保護することができません。* |
*角型ホルダーを使用することでNDフィルターを装着することが可能。ただ高額。
被写界深度が深く背景が一切ボケないので、撮影場所を選ぶレンズとなっております。
まとめ
メリットとデメリットが紙一重なクセの強いレンズではありますが、そのクセを理解することができれば超かっこいい写真を切り取ることが可能です。
ポートレートで使ってみる
そんなクセが強いレンズをポートレートで使ってみましょう!
一般的にポートレート撮影というのは標準レンズや中望遠レンズを使いますよね。
真の変態*は超広角レンズを使います。
だって..50mmや85mmで撮影しても普通じゃないですか?
*焦点距離の短い広角レンズを使ってポートレートを撮っている人たちを「変態」と呼びます。
一部の変態だけが好む『超広角ポートレート』を撮ってみましょう!
↑作例としましてはこちらの写真をご覧ください。
建造物と被写体を15mmで撮影した写真になります。
地面のパースや建造物の歪みを利用しダイナミックでかっこさを意識しています。
違和感ありませんよね? これが超広角ポートレートです。
超広角ポートレートの基本
以下が基本の5箇条です!
被写体は中心に | 超広角レンズの特徴を利用し、歪まない画角の中心部に被写体を置きましょう。 |
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パースを利用 | 遠近法を利用し視点が被写体に行くように構図作りを。 |
背景はシンメトリー | シンメトリーにすることで構図作りがしやすくなります。 |
被写体とは一定の距離を | 寄りすぎると身体の一部が歪んでしまい不自然な感じに。 |
四隅の歪みを利用 | 四隅に行くにつれより歪みを強調できます。 |
作例と解説
では作例とともに解説していきましょう。
*インスタ のストーリーズで文字入れをしている為、多少見にくい部分がございます。
①被写体は必ず画角の中心に置きましょう。
②背景はシンメトリーだと構図が作りやすいです。
③パースや四隅の歪みをうまく利用しましょう。
④少しローアングルで撮影しましょう。
失敗例
背景の歪みを意識しすぎ被写体に寄りすぎて体の一部を歪ませてしまい、バランスの悪い不自然な感じになってしまうことです。
なぜこうなったか→被写体の位置を決めてから構図を作ろうとしたからです。
背景の構図をまず最初に決めてから被写体の位置を決めましょう。
超広角の画角の中心に被写体を立たせるだけです。 簡単ですよね
ローアングル撮影時の注意点
野外でローアングルで女性のモデルを撮影する際に「スカートの中を撮影している」と疑われる可能性があるので、近寄りすぎに注意しましょう。
使用するレンズについて
超広角域となると1mm違うだけで全く違う写真になる為、購入検討の際はなるべく焦点距離が短いものを選ぶようにしましょう!
*12mmと13mm(差1mm)とでは全く画角が違います。
金銭的に後悔したくなければ12-24mmあたりを購入することをお勧めいたします。
最後に
いかがでしたでしょうか。
超広角レンズ特有のクセを最大限に利用したポートレートです。
普段よくみるお洒落を意識したポートレートではなく、かっこよさを追求した超広角ポートレート!
まずは基本をしっかりと習得し、人と違った作品を目指してみてはいかがでしょうか。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。